読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

僕だって他力本願に生きたい

大学生ゲイの諸行無常な日々

意識はいつ生まれるのか

今回紹介する本.領域としては脳神経科学にあたる. 意識はいつ生まれるのか――脳の謎に挑む統合情報理論 作者: ジュリオ・トノーニ,マルチェッロ・マッスィミーニ,花本知子 出版社/メーカー: 亜紀書房 発売日: 2015/05/26 メディア: 単行本 この商品を含むブ…

散文的な

僕の思考は音声を伴う言葉で行われている.何かを考えている時は,頭の中で自分の声がしている.だから時間がかかるが,明瞭であり,具体的である.本を読む場合も,文字を頭の中で発音する.いつからかは分からないが,抗えない習慣になっている. 無論,慣…

あの日 -後篇-

テレビから大きな笑い声が聞こえてきて,僕は我に返った.自分の目に涙が滲んでいるのを感じた.彼は平然として,相変わらず雑誌を読んでいた.僕は自分の頭が現実を扱いきれていないことを感じた.疲れている.もったいない,と思った.もっとはっきりとし…

day 151

相方とファミレスに行く.エスニックフェアをやっていた.相方はパクチーが苦手だが僕は好物である.なんやかんやで二人ともパクチーが乗ったメニューにする.不味そうに食べる相方.何がしたいのやら. ようやくPodcastにお便りが来るようになったという話…

あの日 -中篇-

僕はほとんど衝動的に,彼の身体に触れてもいいか,と聞いた.彼は「上半身だけならいいよ」と平然と許可をくれた.その答えを聞いて,今日始めて救われた気がしたが,同時に目が回りそうだった.ゲイとして,男性に触るのは初めてだった.そんな機会が来る…

あの日 -前篇-

僕がいよいよ耐え切れなくなって,悩みがあると彼に切り出したのは,ゴールデンウィークが始まる前日の夕方だった.今日を逃せば一週間近く彼に会えなくなる.このまま時間だけが過ぎることは辛すぎる,言うなら今しかないと思った. 帰宅する準備を始めてい…

友情恋愛

友情恋愛なんて,成り立つんだろうかと思って検索したら,そもそも言葉がヒットしない.友情と恋愛は別物である,という記事がトップに表示されただけである.どうやら一般的な言葉ではなかったようだ. 友情恋愛という言葉がどこから生じてきたかというと,…

はっきりしない自分

僕は同性愛者だ.LGBTで言うところの「G(ゲイ)」である.中学校の頃には,もう分かっていた.女性に対して何かを感じたことが一度もない.そして,思春期を過ぎてからはその傾向がより明確になり,大学に入って以降,マイノリティとしての社会的立場を徐々…

死ぬ時は味方

先日,祖父が死んだ.母方の祖父である.父方の祖父は僕が高校生の時に死んだ.だから,もうお祖父ちゃんと呼ぶべき人はいない. 他界する一週間前に,母から電話が来た.容態が急変して,今夜かもしれないとのことだった.翌日に大学を休んで,数日間帰省す…