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僕だって他力本願に生きたい

大学生ゲイの諸行無常な日々

散文的な

僕の思考は音声を伴う言葉で行われている.何かを考えている時は,頭の中で自分の声がしている.だから時間がかかるが,明瞭であり,具体的である.本を読む場合も,文字を頭の中で発音する.いつからかは分からないが,抗えない習慣になっている.

無論,慣れきった動作を行う時は,言語化はしない.そういう時は,僕は大抵,何も頭が働かず,ぼんやりしてしている.だから,意識が戻ってきた時には,つまり,再び言葉が頭の中に現れたときには,作業が済んでしまっている.

漠然と映像が切り替わるように流れていく時間も存在する.あれをしておくべきである,とか,ああしておけばよかったのに,とか.ずっと言葉を展開し続けるのもブドウ糖を食うようで,肝心な時以外は記憶と夢想の間を漂っている.

言葉は,僕にとって大切なものだ.小説を書きたいとか,詩人になりたいとか,そういうことではなく,僕の意識と自我はひとえに言語化によって支えられているから.自分がどのような言葉を知っていて,その組み合わせにどのような意味を封じられるのか,とても興味がある.■